やりたい事を長く仕事にして行くには「提供力」が不可欠で、他人と同じ提供力しかなければ競争に勝つ事はできない。海外に行って勉強した、と胸を張っているATCが、現場ではストレッチとアイシングしか出来なくて平然とクビになるなんて事は山程ある。今日の自由競争社会では、学歴・資格・経歴と提供力は必ずしも一致しない。1年目の若手パーソナルトレーナーの稼ぎに負ける元プロスポーツや元日本代表トレーナーは数えきれない程いる。
それは当たり前で、そもそも無駄にプライドの高い中年のおっさんと爽やかな若者、どっちと話をしたいかと言われたら、後者になるに決まっている。提供力の入り口で負けているのだ。それを覆すために元プロ・元日本代表を連呼する人をたくさん知っている。
チームの看板が外れて自分という看板しか無くなった時、失った権威を振りかざす程虚しいものもないだろう。
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